


史跡第365号に指定されている順康園は、榛接邑の内閣里に位置している。朝鮮第14代王である宣王の後宮、仁嬪金氏(1555-1613)の墓所。
仁嬪金氏は仁祖の父である元宗(追尊王)の母である。1613年(光海君5年)に59歳で崩御し、この地に埋葬された。仁嬪金氏は、子供の頃より鋭利で美しく、1573年(宣祖6年)に貴人の称号が与えられた。宣祖妃の懿仁王后の病を手厚く看護し、王后が崩御すると涙で遺体を清めたと言われており、その功徳は広く伝えられた。1606年(宣祖39年)に仁嬪となり、1608年に宣祖が崩御すると、それを悲しんで三年喪に服した後に宮を去った。
その後、私家で一生を送る間、再び着飾ることはなかったという。40年以上も宣祖の寵愛を受け、光海君も仁嬪金氏には恭敬し服従したといわれている。順康園には神道碑を保護する碑閣をはじめ、齋室や丁字閣などが設置されており、墓の左側には仁嬪金氏の二男である信誠君の墓が設けられている。
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